軽くて高効率なクラスDのアンプが普及するにつれてパワーアンプを内蔵したパワードスピーカーが多くなっております。
メリットしては
セッティングでインピーダンスやケーブルによる減衰やスピーカーの効率を考慮をしなくてすむ
スピーカーの増設やケーブルの延長が簡単
ディレイスピーカーの配置や調整が楽にできる
バイアンプ、マルチアンプシステム※1やタイムアライメント※2等の音質に配慮した製品が作りやすい
予備の機材とし、パワーアンプとスピーカーではなく、パワードスピーカーの予備だけですむ
デメリットとして
スピーカー毎に電源が必要
スピーカーの価格が高くなる
アンプ内蔵なのでスピーカーが重くなる
各スピーカーの調整が一箇所でできない(個別に調整できというメリットでもある)
※1:低音と高音を別のスピーカーユニットを使用するスピーカーで低音用と高音用を別々のパワーアンプで駆動することでユニット間の干渉をなくすシステム、パワーアンプの前にチャンネルデバイダーを入れるとマルチアンプシステムとなる
※2:低音用がコーン型、高音用がホーンタイプ等で音の出る位置が異なる場合に片方の入力にディレイをかけて見かけ上の音源の距離を同じにすること
最近のカーステレオの高級機にはオートイコライジングやタイムアライメントの自動調節機能が内蔵されている製品もあります。