今まで、SDの音響について理論的な立場から考えたことを記事にしてきましたが、3/10に千葉県ジャンボリーの音響を担当させていただくことができましたので、反省を踏まえて実施内容について説明します。

ディレイの効果について
今回のセッティングの肝は、ディレイスピーカーのセッティング位置とディレイ効果の確認でした。
最初の計画ではもう少し後方に配置する予定でしたが、実際に配置した位置は図の位置としました。
ディレイの値は約60msとしてメインスピーカーからの音がディレイスピーカーに届くタイミングでディレイスピーカーから音が出るように設定しました。

効果の確認
ディレイの効果は個人的な感想ですが、会場のどの位置でもコールが聞き易かったように思えました。

反省点
機材の準備でテーブルタップが足りず、会場の備品をお借りした。
最初のセッティングで、逆にディレイを掛けてしまった。(テスト中に修正)

次回があれば
ホールの音響特性を補正して音質の改善を実施
ハウリングサプレッサーを入れてハウリングの抑制を実施