SDでシーケンスを作成していると、この流れでgetoutしたいのだけど男女のオーダーが違っているので前に戻って一部修正したいと思うことがあります。その際に現在のシーケンスを紙に書いて<F9>で削除していって修正してから再度入力をしていませんか?
そんなことをしなくてもSDには便利な機能がそなわっています。(図1)

図1 編集メニューの内容

図1 編集メニューの内容

Edit(編集)メニュー下部分の
Cut one call            s-F8(最後のコールをクリップボードに移動)
Paste one call        c-F8(クリップボードから一つのコールを戻す)
Paste all calls(クリップボードから全てのコールを戻す)
Delete one call from clipboard(クリップボードから一つのコールを削除)
Delete all calls from clipboard(クリップボードの全てのコールを削除)

これらの機能を使えばシーケンスの作成がより効率よく行えるようになりますので、まだお使いでない方はお試しください。
例えば図2の状態で女性のオーダー(1組と3組の女性)を入れ替えてgetoutしようとします。

図2 ヘッドの女性が違ったgetout体形

図2 ヘッドの女性が違ったgetout体形

操作としては、Sift+<F8>で直前のコールをクリップボードに移動して行きます。そして修正したい所まで戻ってから追加のコールを入力します。(図3)

図3 修正箇所まで戻った画面

画面上では上下を「. . . . . . . . .」 で区切られた中にクリップボードに移動されたコールの直前の3つだけが表示されています。
ここで以前はcouples circulateをコールしましたが、boys circulate, girls tradeを入力してヘッドの女性を入れ替えます。(図4)

図4 ヘッドの女性を入れ替えた画面

図4 ヘッドの女性を入れ替えた画面

追加のコールを入力後の体形の変化がなければそのままCtrl+<F8>でクリップボードに移動したコールを戻すことができます。この場合は全員がパートナーでアウトオーダーなのでcouples circulateをかけても影響はないのでクリップボード上の全てのコールを戻します。
今度は無事にgetoutできました。(図5)

図5 修正されてゲットアウトできた画面

図5 修正されてゲットアウトできた画面

体形か変わって移動したコールが使えない場合は、Delete one call from clipboardでコールを一つ飛ばすことができます。
修正がなければPaste all callsでクリップボードのコールを一括で入力できます。
Delete all calls from clipboardはクリップボードの全コールが削除されますので注意してください。

次回はSDでアンシンメトリック(非対称) や square thru your couple’s No. 等のコールを入力する方法について説明します。